退職代行・失業保険・傷病手当について
仕事を辞めたり、病気やケガで働けなくなったとき、生活の不安を少しでも減らせるよう、役立つ制度やサービスがあります。
ここでは「退職代行」と「失業保険」、「傷病手当」についてわかりやすくご紹介します。
1. 退職代行とは?
本人に代わって会社に退職の意思を伝えるサービスです。
自分で会社に連絡しなくていいので、精神的な負担を軽くできます。
さらに詳しく
・会社に「辞めます」と伝えるのが怖い・話しづらいときに利用されます。
・退職の意思伝達だけでなく、有給消化の通知や必要書類の請求なども代行可能です(業者による)。
・弁護士ではない業者が多いので、その場合は、法律問題に関する相談や意思伝達を超えた相手方との交渉はできません。トラブル時は専門家へ。
・料金は約3万円〜5万円が相場。即日対応可能なサービスもあります。
・利用しても法律上問題ありませんが、会社との関係に影響が出る可能性があるため慎重に。
2. 傷病手当とは?
業務外の病気やケガで働けなくなったときに、健康保険から給料の一部を補助してもらえる制度です。
最長1年6か月間、給料(正確には、「標準報酬月額の平均額」)の約3分の2が支給されます。
さらに詳しく
・病気やケガが仕事以外の原因であること。
・主治医等によって療養により従来の業務に就けない状態との判断があること。
・連続して3日仕事を休み、通算して4日以上の仕事ができないこと。
・健康保険に加入していること(会社員ならほぼ加入済み)。
・退職後も条件を満たせば受給可能。
3. 失業保険とは?
退職後、次の仕事が見つかるまでの生活を支えるために国が給付するお金です。
ハローワークで申請すると、条件を満たせば受け取れます。
さらに詳しく
・ハローワークに求職申し込みをしていること。
・すぐに働ける状態で、就職する意思があること。
・原則として、退職前の2年間に、雇用保険に加入していた月が合計12か月以上あること。(パートやアルバイトでも週20時間以上の勤務等の一定の条件を満たせば加入対象です。)
・支給額は退職前の収入や年齢により異なり、月10〜20万円程度が多い。
・支給期間は90〜150日程度で、年齢や勤続年数によって変わる。
・自己都合退職の場合、最初の1〜2か月は支給されない待機期間がある。
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